中国語サイト作ったのに何故中国から見られないのか?グレートファイアウォールの徹底解説

中国のWebサイトを制作する理由


世界最大の市場且つ日本から近距離である為、中国は様々な日本企業の海外進出先となっています。
中国の技術の発展により、且つて中国で圧倒的だった日本製電気製品などはアドバンテージを失ったが、化粧品・食品・小物・観光資源などは衰えることはありません。
逆にこういってもいいでしょう。

中国進出は大企業の特権ではない、むしろこれからは中小企業が進出する番です!

日本の定番のものを知り尽くした中国の富裕層は、逆に日本のマイナーなもの・小さなもの・文化的なもの・地方のものを求め始め、スモールビジネスが中国市場や中国観光客によって成り立つ時代がやってきたではないでしょうか?

各業界が中国との関わり

それで、各業界業種は今現在どの程度中国と経済的に関わっているか見てみましょう。

1.インバウンド・観光


・出典(左):訪日外国人の消費動向(国土交通省観光庁)
・出典(右):訪日外客数の動向(日本政府観光局)
観光庁のデータによると、日本に来ている観光客の約28%は中国人であり、そのうちの約62%はリピート客という事になります。
更に、日本に複数回来ている中国観光客は、全外国人観光客が100人いれば少なくとも15~18人いるという計算になります。

2.物販・越境EC(化粧品例)


・出典:中国税関
自社の商品を中国で販売するのも良いでしょう。
あくまで化粧品の一例となりますが、2019年時点日本製化粧品は中国輸入化粧品の中で最大シェアになりました。
高級なフランス化粧品や手軽な韓国化粧品と比べ、日本の化粧品は東アジア人の肌に合う特性と高級感も備えているので、中国人の中で非常に評判は高いです。

未だに堅いBtoBアウトソーシング(製造業例)


・出典:経済産業研究所
観光や物販のBtoCスモールビジネスに限らず、BtoBもまだ堅い一面があります。
経産省のデーターによると中国はいまだに最大のアウトソーシング市場です。
中国人件費の上昇により、工場を東南アジアへ移転する動きがありますが、生産技術や生産効率に関して中国は東南アジアより圧倒的な優位性があります。

中国進出するにはまず中国語のWebサイトを作ろう

中国展開するには、まず自社のサービスを中国人に知ってもらう為、中国語のWebサイトを制作する必要があります。

中国語サイトではなく、ミニプログラムの方が良いじゃないかと思う方は、下記記事をお読みください。

では、ここで質問です。

貴社の中国語サイトは、中国大陸から見られていますか?

グレートファイアウォール(中国のネット検閲)について


中国のネット検閲とは、中華人民共和国におけるインターネットに対する検閲である。法律に従って60以上の条例が中国政府によって作られ、地方の国有インターネットサービスプロバイダの一部や、中国政府、商社、団体などが検閲を実施している。

これが通称グレートファイアウォールであり、一部のWebサイトやサービスが中国で使用できない理由です。

ここのグレートファイアウォールを十分理解しないと、折角作った中国語サイトが中国で閲覧できない事になってしまいます。
では、まずグレートファイアウォールの細かいところに対して説明していきましょう。

使用できないサービス例

これらのサービスは中国で使用できないほか、これらのサービスを埋め込んだWebサイトは中国で閲覧できないか、もしくは閲覧に問題が起きてしまいます(一部表示できるものの正常に表示できないなど)。

Google関連サービス全般 検索エンジン、Google Map、カレンダー、Google Form、Googleマイビジネスなど
Firebaseやgoogleホストのプログラム(jQueryなど)も厳重注意です
Yahoo!関連サービス全般 検索エンジン、ショッピングなど
動画サービス Youtube、ニコニコ動画、18禁動画サイトなど
SNS、アプリなど Facebook、Twitter、LINE、Instagramなど
* LinkedInは少数中国でOKされている国際的なSNSです
反中的または18禁のコンテンツ SMTHBBS、YTHTBBS、livedoorブログ、Amebaブログなど、中国政権批判の言論が制限されておらず、且つ反中的なコンテンツが集まりやすいWebサイト・掲示板・メディアなど。
またはFC2、Xtube、Xvideoなど18禁のコンテンツが掲載される可能性のあるWebサイト・掲示板・メディアなど。

遮断パターン

これらの中国で閲覧できない要素の遮断の仕方も様々です。
例えば単一な反中的なWebサイトがあれば、それに関してurlをダイレクトにブロックしますが、livedoorブログに反中的なコンテンツが多く現れた場合は、livedoorブログ全体に影響が及ぼしてしまいます。
また、例えば18禁のコンテンツが許可されているサーバーで偶々エロサイトが一つあった場合、そのサイトのみがブロックされますが、このサーバーに多数のエロサイトが中国当局に発覚された場合は、類似IPアドレス遮断により該当するサーバーのすべてのサイトが中国で閲覧でいなくなります。
Googleレベルになってしまうと、検索エンジンのみならず、付随するあらゆるサービスやWeb開発プラットフォームが全て中国で利用できなくなります。

中国語サイトを中国から閲覧できるようにするには


上記の中国で使用できないサービスを全て中国語サイトから排除する事です。
シンプルではありますが、結構見落としやすいので、各パターンずつ見ていきましょう。

Webサイト内の連携サービスについて

Webサイト内に埋め込んだYoutube動画、Google Map、FacebookやTwitterの埋め込みや拡散など、これらは中国から見ると全部表示が出来ないので、排除しましょう。
どうしても動画や地図などを埋め込むときは、同じ機能で中国で使われてるものに差し替えましょう。
拡散ボタンもFacebook、Twitter、LINEからWeibo、Wechatなどに差し替えましょう。
一部ではありますが、下記テーブルの様に差し替えて頂けたらと思います。

日本語サイトでの埋め込み 中国語サイトでの埋め込み
Google Map 百度地図 または 高徳地図
Facebook、Twitter拡散ボタン Weibo拡散ボタン
LINE拡散ボタン Wechat拡散ボタン
Youtube動画 直接動画アップロード、またはyouku動画など
Google Analytics(上級者向け) 百度統計(Baidu Analytics)

サーバーについて

中国のサーバーを構えなくてはいけない、っていうのは意外に誤解です。中国からの閲覧確保なら、日本のサーバーは十分です。
予算が多い大企業が中国進出する際に、お金かけてBaiduのSEO対策を行う場合は勿論中国のサーバーを構える事をお勧めしますが、あくまで中小企業が信用をつけるために中国語サイトを作る場合は全く不要です。

ICPライセンスについて

ICP(Internet Contents Provider)ライセンスは中国国内にサーバーを設置、ホームページを公開するのに必要なライセンスになります。
中国でWebサイトを公開する際の行政的届出ですが、中国法人がないと届出できないので、中国国内のサーバーで中国語サイトを公開するのに中国法人は必須条件になります。
中国の代行業者にお願いするのもありですが、その分コストもかかってしまうので、中~大企業だけの選択肢になるでしょう。

中小企業やスモールビジネスで、日本のサーバーを構えて中国語サイトを公開する際は、ICPライセンスの届出は不要なので、当然中国法人という壁もなくなります。

日本のサーバーの選択に関して

一番お勧めなのはさくらサーバーです。
sakura.ne.jp
理由は、さくらインターネット基本約款内容から、さくらインターネット社が中国インターネット環境に対するお気遣いが見えています。

これは、上記[遮断パターン]で語ったように、類似IPアドレス遮断によってサーバー全体が中国ネット検閲のブロックを喰らう場合があります。
さくらサーバー全体が中国からブロックされないように、このような内容を基本約款に入れて、さくらサーバーで公開されている中国語サイトを守っています。
その他、エックスサーバーも中国語サイト公開は無事閲覧できると弊社が確認済です。
xserver.ne.jp

弊社が作成している中国語サイトは、クライアントの要望によってアリババクラウドで作成したサイトを除き、他は全てさくらサーバーとエックスサーバーで作成しています。

Webサイトのコーディング構成に関して

サービスの埋め込みと似ていますが、こちらは表面上に現れない要素なので、なかなか気づきにくいと思います。
例えば、サイトの何かの機能を動かせるためのプログラムを、直接自身のサーバーの中で作動させるのではなく、他社がオープンされたホストに入っているプログラムを引用する場合があります。
そのホストがGoogleなど中国が遮断してる所から引っ張ってきていると、そのプログラムは当然機能を発揮できず、サイトの表示がおかしくなります。

一番分かり易い、jQueryの例で例えると:

この様にjQuery.jsをサーバーにアップロードせずに、Googleのホストから引っ張ってくると:

自分でjQueryのバージョン更新をせずに楽ですが、これが中国語サイトとして中国から閲覧すると、ここのjQueryが読み込めない事になります。
その結果、WebサイトでjQueryを利用した動きなどは全て破損状態どころか、Webサイトのheaderが読まれてる時に、ここでこのコードがフィルターに引っ掛かって止まります、それが30秒ぐらい続いてタイムアウトしてやっと次へ進みます。誰もこのWebサイトを閲覧する気が失いちゃいますよね。
この様なものは、なるべく他社のホストを利用せずに、自身のサーバーで全部アップロードしましょう。

コンテンツ内容について

当たり前な事ではありますが、どれだけ中国語のサイトを立派に作って、中国から閲覧できたとしても、中国の政権を批判したり・性的または暴力的な18禁の描写したりするようなコンテンツは絶対にやめましょう。
中国の批判する気がなくても、意図しないところで中国を侮辱する行為だと捉えられてしまった場合は、大変な事になります。
中国語サイトが中国から閲覧不可にブロックされるほか、貴社も炎上してしまい、中国進出は壊滅的な打撃を受けるでしょう。
Webサイトコンテンツ内容に関するリスクマネジメントは慎重に行いましょう!

中国向けのWebサイト制作はCreaScienにお任せください!


中国進出をお考えなら、是非一回弊社相談してみてください。
スモールビジネスであまりお金かけられない場合は尚更です。
弊社はスモールビジネスの中国向けWebマーケティングに特化しており、小予算でコスパー高いサービス提供に心掛けています。

中国サイト制作における強み

  • 日本のサーバーで中国語サイトを制作し、自社でコンテンツの中国語翻訳を行い、最大限コストを抑えます。
  • 必ず中国からの閲覧を確保します。
  • 制作だけではなく、予算に合わせたWebマーケティングの施策を提案します。
  • 弊社は他の中国ビジネスも多数展開しており、場合によってビジネスマッチングも提案します。

制作事例

Wechatミニプログラム開発や中国向けWebマーケティングもお任せください

物販・インバウンド集客など、中国語サイトだけではプロモーション不十分の業態には、Wechatミニプログラムも提案しております。

 

お問い合わせはこちらから

関連記事

PAGE TOP